適応

　僕は精神薬を服用しないとまともに生活が送れない。怒りを抑える薬、パニックを抑える薬、僕の生活には薬が切っても切り離すことができない。

　ここ半年で薬の量も種類も増えた。罪悪感は多いが、薬の効果は絶大で、生活は随分と楽になった。だが言わせてもらうと、たくさんの薬を服用しないとまともに生きていけない社会は果たして正しいのだろうか。それとも、僕たちが異常者だからやはり僕たちが合わせないといけないのか。

　僕の意見としては、どちらも正解なのだと感じる。社会も少数の人たちに配慮も必要だし、僕たちも出来ること、出来ないことをはっきりと伝えるべきだ。お互いの歩み寄りが、より良い社会へ近づく鍵となるだろう。